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【第18回】物流不動産業界専門用語⑬~自動倉庫~

【第18回】物流不動産業界専門用語⑬~自動倉庫~

~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~

【自動倉庫】

 自動倉庫とは、倉庫内の業務をロボットが自動的に行うようにシステム化された倉庫のことを指します。人の手を省き、効率化や品質向上を図ることができます。以下に、自動倉庫のポイントについてまとめました。


1.自動倉庫の種類
 自動倉庫にはさまざまな形式があります。以下、自動倉庫の例になります。

・パレット自動倉庫:パレットを使用して大量の商品を保管・運搬する方式です。
・移動棚型自動倉庫:棚が移動することで商品を取り出す方式です。
・縦型式回転棚:縦方向に回転する棚を使用して商品を保管する方式です。
・シャトル式自動倉庫:シャトルカーが棚を移動させて商品を運搬する方式です。
・オートストア:小型のロボットが商品を運搬する方式で、高い保管密度を実現します。

 ほかにもいろいろなタイプの自動倉庫が存在しますが、それぞれに特徴があり、保管物の適用範囲に応じて選択することが重要になります。

2.メリット
・24時間稼働:ロボットが作業を行うため、24時間稼働が可能です。
・生産性向上:作業効率が向上し、人的ミスが減ります。
・保管効率の向上:倉庫内のスペースを最大限に活用できます。
・物流品質の安定:一貫した品質で商品を保管・運搬できます。

3.デメリット
・初期コストとランニングコスト:導入には高い初期コストがかかります。また、運用にもコストがかかります。
・適切な倉庫の選択:種類が複数ある自動倉庫から、自社のニーズに合った倉庫を選ぶ必要があります。
・季節や需要の変化への対応:需要の変動に柔軟に対応できるシステムを備えているのかどうかを検討する必要があります。
・システムトラブルのリスク:システムトラブルが起こった際のリスクを考慮する必要があります。


 以上、簡単にですが、自動倉庫についてまとめました。自動倉庫を検討する際は、その特徴をよく理解し、メリットとデメリットをバランスよく検討することが重要になりそうです。
 物流業界の人手不足が懸念される昨今、業界全体のDX化に注目が集まっており、倉庫の分野でもDX化が進んでいます。自動倉庫システムの開発・進化は人手不足に対応するとともに、多様化する消費ニーズを満たすことにもつながることが期待されます。

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