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【第8回】物流不動産業界専門用語③~物流センター~
~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~
【物流センター(DC・TC・FC)】
今回取り上げるのは、物流センターについてです。
物流センターは、商品や資材の保管、仕分け、梱包、配送などの物流業務を効率的に行うための施設のことであり、製造業者から小売業者、消費者までのサプライチェーン全体にわたって、物流プロセスを円滑に進める役割を果たしています。
あくまでも商品を保管することを目的としている「倉庫」とは異なり、商品の入荷後、オーダーを受けて出荷するまでに必要な作業を一括して行っているという特徴があります。
また、物流センターのなかでも、その役割や機能において分類されており、DC、TC、FCといった略語で表現されています。それぞれの施設について下記にまとめました。
1.DC(ディストリビューションセンター):
機能:商品の受け入れ、仕分け、保管、出荷などの物流プロセスを担当します。
用途:商品の流通を効率的に行い、最終的に小売店や顧客への製品の供給を確保します。
2.TC(トランスポートセンター):
機能:輸送や配送の中継地点として機能し、異なる輸送手段間での貨物の移動を効率的に行います。
用途:物流ネットワークにおいて、トランスポートセンターは異なる地域や輸送手段の間での物流を効率的に結ぶために使用されます。
3.FC(フルフィルメントセンター):
機能:オンライン小売業者や電子商取引企業が利用し、受注処理、仕分け、梱包、出荷といった全般的な業務を担当します。
用途:顧客の注文に基づいて商品を受け入れ、効率的かつ正確に商品を梱包し、最終的に配送するためのセンターです。オムニチャネルの小売りにおいて、FCは重要な役割を果たしています。
このように、各センターそれぞれ特色があり、利用する企業側は、その目的に最適な施設を選択し、活用しています。
日々の暮らしのなか、人々の消費活動は多岐にわたり、物流に求められる要素も多様化しています。倉庫や物流センターなどの物流施設は、製品やサービスの効率的な流通を支えており、重要な役割を担っています。
今後も、ニーズに合わせ、進化し続けていくことが期待されます。