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寄託倉庫(営業倉庫)の探し方

寄託倉庫(営業倉庫)の探し方

 「寄託倉庫(営業倉庫)」とは、一般に3PL業者が運営する倉庫のことで、複数のクライアントの商品を保管するために使用される倉庫のことを指します。3PLとは、「Third Party Logistics(サードパーティ・ロジスティクス)」の略で、第三者の企業が物流業務を受託・遂行するサービスのことをいいます。つまり、荷物を預けることができる倉庫ということです。今回、この「寄託倉庫」に焦点をあて、探し方などについても説明していきます。


1.寄託倉庫とは
 寄託倉庫とは、物資や荷物を保管するため、倉庫業を営む運営会社と結ぶ契約(寄託契約)の一形態です。この寄託契約では、運営業者が荷物の保管だけでなく、追加料金に応じて荷物のピッキングや梱包、入出庫などの作業を代行するサービスを行うこともあります。荷物を保管する目的で倉庫自体を借りるのではなく、荷物を預け、場合によっては物流業務を代行してもらうという流れになります。寄託倉庫の利用は、特に物流が複雑なビジネスや、一時的に保管する必要がある場合に適しているといえます。
 また、寄託倉庫として運営するには、営業倉庫として登録を行い、倉庫業法に基づく厳しい基準を満たしている必要があります。そのため、安全性や信頼性が高いという特徴があります。営業倉庫は、防水性、防湿性、耐火性などの面で優れた施設を有しており、保管する物品に対する火災保険の付保も義務付けられています。これにより、荷主は荷物を安心して預けることができます。

2.寄託契約と賃貸契約
 寄託契約と賃貸契約は、倉庫を利用する際の二つの主要な契約形態であり、それぞれ異なる特徴と利用条件を持っています。寄託契約では、倉庫会社と契約を結び、荷物の保管を委託します。一方、賃貸契約では、倉庫のスペースを直接借りて、自社で荷物の管理を行います。以下に、それぞれの要点をまとめました。

①寄託契約
 寄託契約は、特に短期間の利用や、少量の荷物の保管がしたい場合に適しており、時期や荷物量に応じて柔軟に対応することができます。つまり、荷物量の変動があるビジネスモデルや、特定の期間だけ倉庫を利用したい場合などに最適といえます。また、寄託倉庫は倉庫業法に基づいて登録を受けた倉庫でのみ運営が可能であるため、一定の安全性と信頼性が保証されます。防水性や防湿性、耐火性などの厳しい基準を満たしており、荷物を安全な環境で保管できるというメリットがあります。

②賃貸契約
 賃貸契約は、長期間にわたって広いスペースを確保し、大量の荷物を保管したい場合に適しています。自社で荷物の管理を行うため、倉庫内のレイアウトや棚の配置を自由に決めることができ、ビジネスのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。荷物の出し入れの自由度も高く、立地条件などによるものの24時間いつでもアクセス可能といったところも、メリットとして挙げられます。しかし、退去時の原状回復義務が発生する点や、荷物の保管に関するリスク管理や保険加入などを自社で対策する必要があるといったデメリットも存在しています。

 両契約形態にはそれぞれメリットとデメリットが存在するため、選択の際にはそれらを十分に理解し、最適な契約形態を選ぶことが重要です。

3.寄託倉庫を探すにあたって
①自社ニーズの明確化
 寄託倉庫を探す際には、まず倉庫の種類と利用目的を明確にすることが重要です。寄託倉庫は、荷物の保管だけでなく、ピッキングや梱包、出荷作業などの物流サービスを含む場合が多いため、自社のニーズに合ったサービスを提供する倉庫を選ぶ必要があります。また、冷凍冷蔵商品を扱う場合は適切な温度管理が可能な倉庫を選ぶなど、倉庫自体のスペックも考慮すべき点です。さらに、保管料や変動費、倉庫の広さや立地、収容能力などの詳細をチェックし、コストパフォーマンスが最適な倉庫を選ぶことが重要です。

②営業倉庫としての登録の確認
 寄託契約を結ぶ際には、営業倉庫であることが法律で義務付けられています。営業倉庫は、倉庫業法に基づいて国土交通大臣の登録を受け、一定の基準を満たしている倉庫を指します。倉庫業法に基づいた安全基準や運営基準を満たしていることを意味し、荷物の安全性を保証します。そのため、無登録で営業を行っていないか、注意する必要があります。無登録で営業を行うと罰則が受ける可能性があるので、契約前には倉庫会社の登録状況を確認することが必要です。

③寄託倉庫の探し方
 寄託倉庫を探す方法として挙げられるのは、専門の不動産会社や仲介会社、倉庫会社への相談や、インターネットを活用して探す方法などです。特に寄託倉庫については倉庫業法に則った営業倉庫であるかどうかを確認する必要があるため、直接相談しておくことが推奨されます。もちろん、専門の不動産サイトや倉庫業者のウェブサイトを通じて、寄託倉庫を含め、希望する条件に合った倉庫を検索することもできます。この場合、サイトによっては賃貸倉庫がほとんどであったりもするので、寄託倉庫として検索可能なサイトを選択する必要があります。また、倉庫業界の専門誌やオンラインフォーラム、業界イベントなどで情報収集を行い、信頼できる業者を見つけることも有効です。


 以上、寄託倉庫についてまとめました。自社倉庫や賃貸倉庫とはまた異なる特徴を持つ寄託倉庫は、より柔軟な物流を可能にしています。しかしながら、長期的な使用はコスト面で負担がかかるなど、デメリットも存在しています。どの形態であっても、それぞれメリットデメリットが存在しているため、自社のニーズにあった選択をすることが最も重要となります。また、寄託倉庫は賃貸倉庫よりもインターネットでの検索が難しい面もありますが、弊社の倉庫専門検索サイトLOGIPICK(ロジピック)では、寄託倉庫での検索も可能となっております。倉庫をお探しの際は、ぜひ一度ご覧ください。

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