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【第35回】物流不動産業界専門用語㉚~スタッカークレーン~
~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~
【スタッカークレーン】
スタッカークレーンとは、クレーンのなかでも物流業界で広く利用されており、自動化された倉庫管理システムで物品を効率的に移動、保管、取り出すことができます。高さがある棚に物品を積み上げたり、取り出したりすることが可能で、作業効率の向上や作業者の負担軽減、安全性の確保に貢献しています。以下に、スタッカークレーンについて簡単にまとめました。
1.基本的な概念と歴史
スタッカークレーンは、物流センターや倉庫で使用される自動化された機械で、レール上を移動し、棚の間を行き来して物品をピックアップし、別の場所に運びます。20世紀初頭に登場し、現在ではコンピュータ制御による自動化が進んでいます。
2.役割と使われ方
スタッカークレーンの主な役割は物品の移動と保管で、作業の効率化や作業者の安全性確保、コスト削減にも寄与しています。倉庫内では物品を棚から取り出し、別の場所に運ぶ作業や高い位置に保管する作業に使用されます。
3.仕組みと安全性
スタッカークレーンは電動モーターによる動力を利用し、上下、左右、前後に正確に移動します。フレーム、電動モーター、制御装置、リフトメカニズムなどの部品で構成され、安全装置も装備されています。適切な操作とメンテナンスが安全運用には不可欠です。
4.導入事例とコスト削減
国内外の多くの企業がスタッカークレーンを導入し、作業効率の向上やコスト削減を実現しています。初期投資が必要ですが、長期的にはROI(投資利益率)が高いとされています。
以上、スタッカークレーンについてまとめました。スタッカークレーンの自動化技術は進化しており、物流業界での需要は高まり続けています。通常求められている機能だけでなく、異常検知や予測メンテナンスといったこともAIの活用により可能となっており、さらなる効率化も期待されています。