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【第34回】物流不動産業界専門用語㉙~クレーン~

【第34回】物流不動産業界専門用語㉙~クレーン~

~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~

【クレーン】

 クレーンとは、動力を用いて荷物をつり上げ、水平に運搬する機械のことを指します。用途により様々な構造のものがあり、細かく分類されています。以下、クレーンについておおまかにまとめました。


1.クレーンとは
 先述のとおり、動力を用いて荷物をつり上げ、水平に運搬する機械のことです。荷物をつり上げるのに動力を用いるという部分がポイントで、このつり上げ作業が人力の場合はクレーンには該当しません。一方、水平に運搬する作業を人力で行ったとしても、クレーンに含まれます。

2.種類と概要
 ・天井クレーン:建屋の両側の壁に沿って設けられたランウェイを走行する
 ・ジブクレーン:ジブを有するクレーンで、さまざまな種類がある
 ・橋形クレーン:天井クレーンの両端に脚を設け、地上のレールを走行する
 ・アンローダ:船から、ばら物を陸揚げする専門のクレーン
 ・ケーブルクレーン:張り渡したメインロープ上をトロリが横行する形式
 ・テルハ:荷の上げ下げとレールに沿った移動のみを行うクレーン
 ・スタッカ式クレーン:倉庫の棚に対する荷の出し入れに用いられる
 そのほかにも移動式クレーンと区別できるものなど、多岐にわたります。

3.クレーン設置における法規制
 吊上荷重が0.5tを超えるクレーンの設置及び使用にあたっては、労働安全衛生法(クレーン等安全規則)による規制が存在します。規制の内容は吊上荷重によって定められており、0.5t以上3t未満の場合と3t以上の場合とで分けられています。どちらの場合でも、設置時の手続きや検査、定期的な点検・検査義務などは共通して掲げられていますが、3t以上の場合のみ、「製造許可」「検査証の交付」「改造や補修時の届け出」「休廃止の報告」などが追加されています。


 以上、クレーンの種類や法規制などについてまとめました。製造業を中心に広く普及されているクレーンは、非常に多くの種類が存在しています。上記にまとめた種類も大別したものであり、実際はさらに細分化され、さまざまな用途に活用されています。

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