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【第30回】物流不動産業界専門用語㉕~パレットパターン・荷崩れ~
~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~
【パレットパターン・荷崩れ】
荷崩れとは、輸送中に荷物が不安定になり、積み重ねた状態が崩れることを指します。荷崩れが起きた場合、当然ですが、荷物の損傷や輸送効率の低下を引き起こします。さまざまなパレットパターンを含め、荷崩れを防ぐための方法などを以下にまとめました。
1.荷崩れ防止の基本
・適切なパレットの選択:荷物の重量や形状に合ったパレットを使用する。
・荷物の積み方:パレットの上に均等に荷物を配置し、安定性を確保する。
・荷物の固定:荷物をパレットに固定するために、ストレッチフィルムやバンディング材を使用する。
・積載制限の遵守:パレットや輸送手段の積載制限を超えないようにする。
2.パレットパターン
①パレットパターンについて
パレットパターンとは、貨物の積み方のことで、荷物の種類や形状に応じて様々な種類があります。適切なパターンを選ぶことで、荷物の安定性を高めることができます。
②よく使用されるパターン例
・ブロック積み:箱を直線的に積み上げる方法。積載効率が高いですが、荷崩れしやすいため、固定が必要です。
・交互列積み:箱を交互に90度回転させて積む方法で、ブロック積みより安定性が向上します。
・ピンボール積み:箱を四角形のパターンで積む方法で、中心部を空けることで安定性を高めます。
・ダブルピンホール積み:ピンボール積みの変形で、さらに安定性を高めるために中心部にも箱を配置します。
・レンガ積み:箱を縦横に交互に積む方法で、ブロック積みよりもさらに安定性が高まります。
・窓積み:箱を縦横に交互に積み、空間を作ることで荷崩れを防ぎます。
・スプリット積み:重い荷物と軽い荷物を交互に積むことで、全体のバランスを取ります。
以上、荷崩れとパレットパターンを合わせてまとめました。これらのパターンを適切に選択し、荷物の種類や重量に応じて最適な積み方を行うことで、荷崩れを防ぎつつ、輸送効率を向上させることもできます。パレットパターンの知識は、物流の安全性と効率性を高めるため、非常に重要とされています。