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【第28回】物流不動産業界専門用語㉓~横持ち配送~

【第28回】物流不動産業界専門用語㉓~横持ち配送~

~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~

【横持ち配送】

 引越し業界でも使用される「横持ち・縦持ち」という用語ですが、物流業界では「横持ち配送」として、輸送手法のひとつとして呼ばれています。各地の物流センターなどを活用する企業にとって欠かせないのが、この「横持ち配送」です。関連語になる「縦持ち配送」の意味も含め、以下にまとめました。


1.横持ち配送とは
 ・社内の拠点間で行う貨物輸送を指し、工場や倉庫・物流センター間での輸送を意味します。
 ・貨物を最短ルートで直接届けるのではなく、間接的なルートを取ることが特徴です。
 ・主にトラック輸送を指しますが、物流センター内でのフォークリフトによる移動も含まれます。

2.縦持ち配送とは
 ・建物内での荷物の上下移動を指します。
 ・特に高層ビルやマンションでの荷物の移動に関連していますが、設備が整っていない建築現場での使用も多いです。

3.横持ち配送が必要とされる理由
 ・倉庫の面積や機能の制約、流行や季節変動による生産量の変化などが原因で、一時的な在庫量の増加に対応するため。
 ・運賃値上げの影響で、分散物流を選択する企業が増えており、複数の倉庫を持つ場合に横持ち配送が不可欠です。

4.横持ち配送のデメリット
 ・燃料費や人件費が増え、荷物の積み替えや移動に伴う追加負担が発生します。
 ・移動距離の増加や積み下ろし回数の増加により、配送時間が延長し、貨物の破損リスクも高まります。


 以上、横持ち配送について簡単にまとめました。コスト増加など、デメリットも存在している横持ち配送ですが、必要に迫られて行う企業も増加しています。在庫量の適正なコントロールや、貨物のジャンル分けなどを徹底して行うことがデメリットの軽減にも繋がると言われているので、各事業者はさまざまな対応策を考慮していく必要がありそうです。

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