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【第27回】物流不動産業界専門用語㉒~コールドチェーン~

【第27回】物流不動産業界専門用語㉒~コールドチェーン~

~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~

【コールドチェーン】

 コールドチェーンとは、食品物流の一種で、その名のとおり低温での物流のことを指します。以下に、コールドチェーンについておおまかにまとめました。


1.コールドチェーンの定義
 生産から消費までの全行程を低温管理でつなぐ物流システムです。これは、食品の鮮度を保つために非常に重要なプロセスであり、食品の品質を維持するために必要不可欠です。

2.コールドチェーンの重要性
 コールドチェーンが普及する以前は、遠方へ輸送する場合には中継地点となる場所に冷凍倉庫などを設置しておく必要がありました。しかしながら、技術の発展により輸送トラック内で精密な温度管理が可能になったため、そのような拠点を増やす必要がなくなり、販路の拡大にも繋がりました。コールドチェーンの発展により、新鮮な食品を全国どこでも提供できるようになったのです。これは、食品産業にとって大きな進歩を意味します。

3.メリット
 コールドチェーンのメリットは多岐にわたります。まず、食品廃棄(食品ロス)の削減が挙げられます。低温管理により、食品の腐敗が防止され、食品の廃棄が減少します。これにより、食品産業はより持続可能で環境に優しいものとなります。
 また、商品の広域輸送の実現もコールドチェーンのメリットの一つです。低温管理により、食品は長距離を移動しても鮮度を保つことができます。これにより、地域による食品の選択肢の制限がなくなり、消費者は多様な食品を楽しむことができるようになりました。


 以上、コールドチェーンについて簡単にまとめました。コールドチェーンが登場したばかりの頃は、常温輸送と比較すると、非常に高額なコストがかかる点が懸念されていたそうです。しかし、コールドチェーンの物流システムが発展した現在では、様々な工夫や改善が重ねられ、常温輸送と比較して、高額なコストがかかるケースは少なくなっており、より充実した消費活動を楽しむことが出来ています。

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