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【第25回】物流不動産業界専門用語⑳~バース~

【第25回】物流不動産業界専門用語⑳~バース~

~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~

【バース】

 バースとは、倉庫や物流センターにおいて、荷物の積み下ろしを行うスペースのことを指します。基本的にはトラックバースといい、トラックを駐停車しておくスペースとなります。以下に、バースについて簡単にまとめました。


1.バースの定義
 前述のとおり、荷物の積み降ろしをする際にトラックを止めるスペースのことを指します。また、倉庫によっては、入荷用と出荷用でバースを分けている場合もあります。

2.バースとヤードの違い
 ヤードとは、荷物の積み降ろしや他の運送方法へ積み替えを行う際に使用する敷地(土地)全体を指します。つまり、バースはトラックが荷降ろしをするスペースで、ヤードは荷降ろしに使う敷地全体を指します。

3.バースの課題
 ドライバーの待機時間の長さや、それに付随しておきる近隣住民とのトラブルなど、バースにおける課題はさまざまなものがあります。これらの課題を解決することで、持続可能な物流を実現することが可能になります。

4.課題への対策
 バースの効率化は、入出庫に対応する労働者の業務軽減や待機時間の短縮につながります。具体的な対策としては、入出荷専用のバースを設置する、マテリアルハンドリングシステム(マテハン)やピッキングシステムの導入などがあります。


 以上、バースについて問題点なども含め、簡単にですがまとめました。物流業界全体の人手不足が注目されている昨今、早急な業務の効率化が求められています。上記のようなバースにおける課題もそのひとつです。物流の効率化を図るためにも、ひとつひとつの問題点を理解し、適切な対策を講じることが重要となっています。

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