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【第23回】物流不動産業界専門用語⑱~物流領域~

【第23回】物流不動産業界専門用語⑱~物流領域~

~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~

【物流領域】

 物流は工程や目的によって複数の領域に分類されており、それらの領域のことを物流領域と呼びます。一般的に主要とされているのは、「調達物流」「生産物流」「販売物流」「回収物流」「消費者物流」の5つです。以下に、これらの領域についてまとめました。


1. 調達物流
 企業が必要な物品やサービスを調達するプロセスを管理する領域のことをいいます。例えば製造業の場合だと、各サプライヤーから部品等を購入し、生産工場に運び込むための輸送までの領域を指します。

2. 生産物流
 製造プロセス中の材料の流れを最適化する領域のことを指します。完成までに工程の多い製品を製造する場合は、工場内での製品移動や、複数の自社工場を経由する場合などもあり、そういった生産スケジューリングや在庫管理、品質管理などを行う領域といえます。

3. 販売物流
 製品が顧客に届くまでの流通を管理する領域です。工場から製品を出荷したのち、物流センターなどを経由し販売店に辿り着くまでの領域を指します。具体的には、注文処理から倉庫管理、輸送、配送などが挙げられます。

4. 回収物流
 使用済み製品の回収やリサイクルを扱う領域です。具体的には、製品の回収、リサイクル、再利用、廃棄物管理などがあります。例えば不良品の回収は、消費者からメーカー側へ製品が戻っていくことになりますが、この流れの部分も回収物流の領域といえます。

5. 消費者物流
 消費者個人を取引相手として物流のことを指します。引越しや、消費者同士の取引などに関わる物流も、この領域に含まれます。


 以上、主な領域について簡単にまとめました。それぞれの領域は、物流プロセス全体の一部として相互に関連しています。物流に関わる企業にとっては、これらの領域を理解することが重要であり、適切な管理を行うことで、コストの削減や、顧客満足度の上昇に繋がっていくと考えられています。

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