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【第11回】物流不動産業界専門用語⑥~BTS~
~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~
【BTS】
BTSとはBuild to Suitの略称であり、「受注建築」または「特定用途建築」とも呼ばれ、特定のテナントやクライアントのニーズに合わせて建物を設計・建設するプロセスを指します。これは、主に商業用不動産や産業用施設に関連しています。
以下に、BTS(Build to Suit)の特徴をまとめました。
1.カスタマイズされた建物
BTSでは、テナントやクライアントの具体的な要件やニーズに基づいて建物を設計・建設するため、その建物は特定のビジネスや業界のニーズに最適化されます。
これは、商業ビル、倉庫、製造施設など、さまざまな種類の建築プロジェクトに適用されます。
2.契約形態
一般的に、開発者や建築会社側と、クライアントやテナント側との間で契約が結ばれます。
3.テナントの関与
BTSでは、テナントは建物のデザインや設備などに関して積極的に関与できるため、テナントは自社の業務に最適な環境を確保できます。
テナントが必要とする機能や設備が考慮され、建物がそれに合致するようになります。
4.コストと時間の効率
BTSでは、建物はテナントの具体的な要件に基づいて設計されているため、無駄なスペースや機能が最小限に抑えられ、適切な投資が行われます。
そのため、テナントにとっては非常に効率的で費用対効果の高い施設が建設されると考えられます。
BTSは、商業用不動産市場や産業用施設の開発において、テナントが持つ特有のニーズに対応する柔軟性を提供する方法として広く利用されています。