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【第7回】物流不動産業界専門用語②~温度帯倉庫~
~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~
【冷蔵・冷凍・定温倉庫(温度帯倉庫)】
今回取り上げるのは、温度に焦点を当てた倉庫の呼称についてです。
倉庫業法上では温度帯によって細かく分けられていますが、基本的には食品物流を中心に3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)で区別されています。
1.常温倉庫
温度管理をほとんど行わず、屋外の気温で保管可能な物品を保管する倉庫です。
例えば、家具や建材、段ボールなどが主な保管物品となります。
2.冷蔵倉庫
10℃以下の保管温度帯を保つ倉庫です。
冷蔵倉庫で保管する物品の代表例は、乳製品や精肉、鮮魚などです。
3.冷凍倉庫
-15℃以下の保管温度帯を保つ倉庫です。
冷凍倉庫で保管する物品の代表例は、パン生地や調理用冷凍食品、アイスクリームなどです。
また、これらの3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)にもう1つ、「定温」を加え、4温度帯での区別もあります。
4.定温(低温)倉庫
10℃~20℃の一定の保管温度帯を保つ倉庫です。
定温倉庫で保管する物品の代表例は、ワインや生鮮野菜、お米などです。
食品ではありませんが、精密機器を保管するのにも最適といわれています。
このように複数の温度帯で区別することで物品の最適な保管が可能となっています。
ほかにも医薬品の保管に特化して温度・湿度の管理ができる倉庫など、管理設備も多様化しています。
物流を支えるのに必要不可欠な倉庫ですが、その機能が充実すればするほど、私たちの生活もより豊かになりますね。