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【第6回】物流不動産業界専門用語①~マルチテナント型倉庫~
~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~
【マルチテナント型倉庫(マルチ倉庫)】
マルチテナント型倉庫とは、複数のテナントが同じ倉庫施設を共有する形態の倉庫のことをいいます。
各テナントそれぞれのスペースで商品や荷物を保管・管理しますが、倉庫の設備などは一般的に共有となります。
労働環境が良好な倉庫が多く、需要が高まっているマルチ型倉庫について、以下にまとめました。
1. 特徴
- 複数のテナント:マルチテナント型倉庫には、通常、複数の異なるテナントが入居しており、それぞれのスペースに独自の物品を保管します。
- 共有設備:基本的に倉庫内の設備は共有となっていることが多く、バースやオフィススペース、また、休憩スペースなど、テナント間で共有されています。さらに、物件によってはコンビニや飲食店だけでなく、託児所やボウリング場といった、従来の倉庫のイメージとはかけ離れた設備を保有している倉庫もあります。
- 管理と運用:基本的に管理会社によって運用されるため、物品の安全な保管と専門的かつ効率的な取扱いが可能となります。
2. 利点
- 費用削減:マルチテナント型倉庫は設備を共有して使用するため、設備コストの軽減に繋がります。豊富な設備を利用したいテナントにとっては大変魅力的といえます。
- 専門知識の利用:倉庫運営元や管理会社の専門的な業務サポートが期待できます。
- 立地環境:主要な高速道路に近接している場所に建てられていることが多く、アクセスの面でもメリットがあります。
- 労働環境:特徴であげているとおり、マルチテナント型倉庫にはさまざまな施設が併設されていることが多く、従業員にとっては利便性があり、働きやすい環境になっています。
これまで、倉庫で働くことといえば労働環境の悪さをイメージしてしまうものでした。
しかしながらマルチテナント型倉庫は従来のイメージとは真逆であり、明るく、働きやすい環境が整っています。
物流業界の多様なビジネスニーズに対応し進化を続けることで、物流業界全体の活性化に繋がることが期待されます。