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【第43回】物流不動産業界専門用語㊳~クリーンルーム~

【第43回】物流不動産業界専門用語㊳~クリーンルーム~

~物流業界でよく使用される用語についてご紹介~

【クリーンルーム】

 クリーンルームとは、清浄な環境が維持された空間のことであり、高度な品質管理が求められる製品の製造や医療現場などにおいて大きな役割を果たしています。また、一定の工場や医療関連だけでなく、昨今では物流センターにも用いられ、物流を支える一助ともなっています。今回は、このクリーンルームについて取り上げていきます。


1.クリーンルームとは
 クリーンルームは、防塵室とも呼ばれ、極めて清浄な空気環境を保つ部屋です。具体的には、空気中の浮遊微小粒子や浮遊微生物の濃度が一定レベル以下に管理された空間であり、材料、薬品、水などの不純物やゴミを除去して持ち込まないようにする工夫がされています。これにより、高度な品質管理が求められる製造工程や医療環境で使用されます。

2.クリーンルームの4原則
①持ち込まない:クリーンルームに入れる機器や材料はすべて洗浄し、エアシャワーなどでゴミや細菌を除去します。
②発生させない:室内の凹凸を減らし、粉塵が発生しにくい設計がされています。
③堆積させない:掃除のしやすい設計や除塵設備を設け、異物の堆積を防ぎます。
④排除する:高性能フィルターや排気設備により、室内の空気を清浄に保ち、異物を速やかに排出します。

3.クリーンルームの種類
・インダストリアルクリーンルーム (ICR):主に半導体や精密機器の製造に使用されます。
・バイオロジカルクリーンルーム (BCR):主に食品や医薬品の製造に使用されます。

4.クリーンルームの気流方式
・一方向流方式:空気が一定方向に流れ、高い清浄度を維持しますが、エネルギー消費が高いです。
・非一方向流方式 (乱流方式):空気の流れが不規則で、柔軟な配置が可能ですが、一方向流方式ほどの清浄度はありません。

5.業種別クリーンルームの役割と必要性
・半導体精密機器製造工場:半導体や精密機器の製造工程では、微小な粒子が製品の品質に影響を与えるため、非常に高い清浄度が求められます。
・特殊手術室や無菌室:感染症の防止や患者の安全確保のために、微生物が存在しない清浄な空気環境が必要です。
・食品加工工場:食品の安全性を確保するために、異物混入や微生物汚染を防ぐ必要があり、クリーンな空気環境を必要とします。
・物流センター:近年増えているケースとして、物流センターにおけるクリーンルームの活用が挙げられます。物流センターでは荷主の荷物を保管する他、流通加工や包装の役割を担うこともあり、クリーンルームを利用することで、食品、化粧品、衛生用品の取り扱いが可能になります。


 以上、クリーンルームについてまとめました。医療現場や工場での利用が一般的でしたが、近年では物流センターにも導入されるなど、活躍の場が広がっています。また、クリーンルームの設置や保守点検は、専門技術者による施工が重要であり、不備があれば重大なトラブルにつながるため、定期的な保守点検が欠かせません。安心感のある生活を維持していくためにも、さまざまな場所でクリーンルームは欠かせない存在となっています。

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